我楽多ノート

自分の見た事や体験した事、感動した事を綴るブログ

ナノブロック de 雷神 【No.007】

オリジナル作品「雷神」です。
なんとなくカッコ可愛い感じに仕上がって、自分としてはかなり気に入っています。

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制作のキッカケになったのは、公式キット「アルトサックス」で入手した、黄色の2×2角丸ブロックでした。
このブロックを何に使うかを考えていたところ、真っ先に思いついたのが雷神の雷太鼓だったのです。つまり背中の太鼓を作るのが主目的で、それに付随してキャラを作ったわけですね。(笑)

実際の作製工程でも、まず雷太鼓で綺麗な円を描けそうだと確認して、それに合わせて雷神のサイズを確定した感じです。
ポーズに関しては有名な風神雷神図屏風から。本当なら少し首の角度を変えなければいけないところですが、ちょっと単純化した感じです。

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雷太鼓は写真の通り、雷神本体とは切り離していて、黒雲から立てている形です。
正面から見たときに太鼓が美しい円上に配置されるよう、ポッチの向きを変えました。

外観からは判りませんが、ここでは方向変換パーツを使わないで方向変換する技術を取り入れました。
雲に付きささったクリアパーツは、内部で楔状になっているため抜けませんが、あくまで独立しています。

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すご〜くさり気ない部分ですが、右手にバチを持たせるのに悩みました。手とバチは向きが同じなので、そのままだとスポッと手から落ちてしまいます。
ここではブラウンを手首にめり込ませて固定してます。そしてそれを隠す目的で、手首をグルリと巻くように腕輪を装着しました。

あと、稲妻が黒雲の中を走っている表現として、部分的にイエローを細く置いてます。
黒雲に対する差し色になったのは良いのですが、カミナリとしての鋭さがちょっと足りなかったかも...? という反省点が残りました。

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最後に正面から。前述したように、太鼓が円上に配置されているのが見えるようになってます。 これさえ表現できれば、この作品はほぼOKです。

正面から見ると、腰帯が腿から垂れているのが判ると思いますが、この帯がちょっとしたことで崩壊します。(苦笑) 足の一部にめり込ませてしまえば良かったなぁ、と後から反省した部分でした。



最後になりますが、雷神の作製にあたって最も悩んだのは配色でした。ネットで検索しても、創作における雷神は割と自由にカラーリングされてますね。
対になる風神は緑色の体や白い袋などがお決まりなので、雷神はあまり色被りしないよう自己流の配色にしました。

視覚的な情報の伝達において色は重要だと思いますので、あまり勝手なカラーリングにすると何を作ったか伝わらなくなる可能性がありましたが、太鼓の存在で雷神であることは伝わりそうだと判断して、今回のような配色に落ち着きました。


これまでの作品は思いついた物を思いついたまま作っていましたが、今回の雷神は初めてアワードのために(いわば大勢の人に見せることを主目的として)作製したという意味で、これまでのオリジナル作品とは違う意味を持ちました。
未熟な部分や反省点は残ったと思いますが、自分にとって重要な作品になったと感じています。そんな想いから、ブログのアイコンにも雷神を採用しました。

次に紹介するオリジナル作品は、今回の雷神と対になる「風神」です。二神合わせて一つのセットなので、なるべく早く公開したいですね。

それでは!