ナノブロック de クレイジーダイヤモンド 【No.023】
前回のキラークイーンに引き続き、ジョジョ第四部より東方仗助のスタンド「クレイジーダイヤモンド」です。
水色とピンクのという、なかなかポップな配色です。
実際には限りなく白に近い水色なのですが、さすがにそんな色のブロックは無いので、このカラーリングに落ち着きました。
顔の形の特徴を表現するために、頭部のブロックを45度ズラす方式を採用しました。(公式キットでは、ドラクエで使用されてる組み方ですね)
この方式で組むのは初めてでしたが、クレイジーDのハート型の顔を作るにはコレしか無い!という判断でトライしました。
瞳っぽく見せるために、目にニコイチを使いました。
どうにか内部に入れられないか検討しましたが、頭が大きくなってしまうのでやめました。
ただでさえ45度方式は頭が大きく見えがちなので...(苦笑)。
背中から首筋に伸びる、謎のチューブ。
後頭部と干渉しないよう地味な調整がありました。
空中で曲線を描きたいがために、角丸やら逆スロープやら使ってます。
チューブの丸みを出すために、もっと角丸を贅沢使いしても良かったかもしれませんね。
構えを自然にするために、右脚を少し斜めにして引いて。割と貴重なピンクのニコイチを、ここで使用しています。
また、腕も自由な角度に調整できるよう、肩関節用に同じく貴重なピンクをGETする「覚悟」が必要でした。
覚悟はいいか? 俺は出来てる。
上から見ると、最大の特徴であるハート型が浮かび上がります。
首のコードと合わせて、なかなか上手くハートを描けた気がします。
背面側から見下ろすと、こんな感じです。
この作品は後ろから見たときの方が満足度が高いですね(苦笑)。
ジョジョ第四部では吉良吉影が好きすぎて、先にキラークイーンを作ってしまい、後追いで主人公のスタンドを作るという体たらくでした。
ザ・ハンドとかエコーズとかも作りたいと思っているので、きっと突発的に作ると思います。ちょっとだけ設計を考えたりもしましたが、なかなか上手くまとまらないのです。。。
とりあえず次回のオリジナルは、全く別ジャンルの作品になりますよ。
それでは!
ナノブロック de キラークイーン 【No.022】
「君を始末させてもらうッ!」
ジョジョの奇妙な冒険より、吉良吉影のスタンド「キラークイーン」です。
人差し指が特徴なので、指を立てることには拘りました。
ポージングもなかなか満足の出来で、ジョジョ好きの方にはニヤリとして頂けると思います。
いくら関節パーツとはいえ、このポーズを実現するには若干の無理がありました。
右腕を顔の前に持っていくため、億泰のように肩の肉を抉っています(笑)。
体の向きに対して、首の向きを変えていることも、お分かり頂けるでしょうか。そのせいで首が弱点に。
本当は腰布が足の付け根を覆っているのですが、脚の稼働を妨げてしまわないよう控えめにしました。
脚の関節に黒を使ったのは、腰布が脚に掛かっている感じを表現したかったからです。
このポーズで欠かせないのは、左ヒザを曲げることでした。
ここでは角丸パーツを採用し、微妙な角度までキッチリ調整できました。
お陰で左足が地面をしっかり踏みしめていて、ポーズの割に安定してくれましたね。
腹筋の表現のために1*1角丸を使い、色も薄いグレーにしています。シンプルな表現ですが、割と良い感じに出来たと思います。
原作ではここがカシャっと開き、腹から猫草の空気弾を発射することで、遠距離での爆撃を行いましたね。
ラストバトルを盛り上げてくれた重要な要素です。
ちょっと上からの構図。
こちらを睨みつけているようでカッコイイです。
この方向から見ると、忍術でも使いそうなポーズですね(笑)。
最後に、以前作ったシアー・ハート・アタックと並べてみました。
二つの作品のサイズ感は、どうしても合わせられないですね。
本来シアーは手のひらサイズなので、ちょっと小さすぎるのです。
無理やり合わせると、こ~んな感じに。
〈正しいサイズ比〉
遠近法というのを知っているかね?
このために床で腹這いになって、必死に撮影するという...ゲフンゲフン。
なんかもう、色々満足です(笑)。
大好きなスタンドを作るのは楽しいですね。
今後も不定期にジョジョ作品を増やしていきたいです。
それでは!
nanoblock作品展 #19
第一回ナノブロック作品展の感想記事も、残すところあと3人まで参りました!
18人目のブースはとりおやこさんです。
アイコンをポケモンにしているだけあって、素晴らしいポケモン作品が展示されていました。
サイズも大きすぎず小さすぎず、いい具合のスケールです。
何故このラインナップなんでしょうね?(笑)
一般的な人気を追いかけているわけではなさそうです。
純粋にご自身が好きなキャラを選んでいるのか、手持ちパーツで作れそうなものから組んでいくのか…。
ポケモンを作っている方は沢山いると思いますが、キャラのチョイスで被らなそうな感じが素晴らしいです。
もっともっと増やして、ポケモン図鑑の完成を目指して頂きたいですね!(無茶ぶり)
カッコイイです!…が、何のキャラか分からない(汗)。
記録が残ってなかったです。ごめんなさい。
四つ足タイプのドラゴンって感じですね。
こういう造形を上手く出来る人は羨ましいです。
頭部と胴体でポッチの方向が変わっています。
それによって翼を斜め方向に真っすぐ伸ばせるので、凄くナチュラルに仕上がってますね。
鮭!
これをテーマに設定するセンス…渋い(笑)。
こういうネタは最初にやったもん勝ちです。
胴体は1ポッチ幅で作ってただ並べているのかと思っていましたが、改めて見ると全体が繋がっているんですね。
戦う女子高生(たぶん)というのは、いつの世でも魅力的ですね。
翻るスカートの裾と、さりげないへそチラが眩しい!
ブロックをやらない方には感じにくいかもしれませんが、この作品のバランスは絶妙ですね。
このポーズで自立させるのは、かなり難しいと思います。
突き出した片足と逆方向に上体を下げるのは当然ですが、ブロック数からいって上半身はかなり重いはずなので、通常は右足一本で支えきれずに倒れてしまうでしょう。
上半身の内部で上手く空洞を作って、重量バランスを調整しているはずです。そういう外観から分からない部分まで、緻密に作り込まれているのが技術の証なんですね!
個人的には、両脚がどのようにスカート内部で接合されているか気になるところです。
まめナノでもまめサイズにならない、マツコ・デラックスさんです。
これ凄いですね。全身真っ黒という特徴の無さで、何故かマツコと判ってしまう。
髪型や体形は表現できるにせよ、やっぱりマツコ・デラックスさんはキャラが立ってるんだなぁ、と感じてしまいました(笑)。
梅にウグイス。そして渓流の宝石とも呼ばれるカワセミです。
どちらも可愛いですが、作り方が全く違うのが面白いですね。
ウグイスはブロックの面に対して、正面が45°方向になる形(ドラクエ方式?)です。カワセミは真っすぐ正面を向く形になっています。
個人的な感覚では、45°方式は可愛くもカッコよくもしにくいのですが、この作品はチマッとしてるせいか可愛らしいですね。
もっと鳥シリーズ増やしてもらいたいです。
ジャンルに縛られない、バラエティに富んだ展示が楽しいブースでした。
同じ組み方で作品を量産している感じではなく、組み方にバリエーションがあって、ビルダー目線でも楽しませてもらえました!
そして、やっぱりポケモンはお客さんに人気だったようですね。子供を中心に、反応してる人が多かったように思います。
とりおやこさんは他にもポケモン作品を作ってらっしゃいます。
気になる方はとりおやこさんのブログをご覧ください。
(もちろん、ポケモン以外にも楽しい作品が満載ですよ!)
それでは!
ナノブロック de おっとっと 【No.021】
おととと~の~おっとっと!
不朽の名作、森永製菓「おっとっと」のクジラ。
調べてみたところ、名前は「鯨野とと丸」だそうです。知りませんでした。
子供と一緒におっとっとを食べたのがキッカケで作った作品です。
おっとっとの人気に助けられて、SNS上でもかなりの反応を頂けました。
全体のラインはなかなか美しく仕上げられました。
構造にも無理がなく、割と頑丈です。
シンプルなデザインでありながら、特徴は際立っていて、よく出来たキャラだなぁと感心しました。
欠点は帽子の為にどうしても白の特殊パーツが必要になってしまう点でしょうか(苦笑)。
ピョンとはねたシッポも可愛いです。
ここさえ上手く仕上がれば、もう勝ったも同然です。
隙間からちょっと水色が見えちゃってますが...。
正面はこんな感じです。
なんとなくエロ顔(笑)。
子供の頃によく食べていたノスタルジックな気持ちも相まって、作っていて楽しい作品でした。
世代を問わず伝わりやすいので、モチーフとしては最高ですね。
そして今回判ったこと。
おっとっとは大人になってから食べても美味しいです!
それでは!
nanoblock作品展 #18
伊達や酔狂でブロックやってるわけじゃない!
17人目のビルダーさんは、伊達屋水鏡さんです。
水鏡さんはオリジナルロボットを製作されているイメージが強いですね。
格好いいロボットをデザインするのはかなり難しいと思うので、ハイレベルなセンスが要求されそうです。
まずはご本人イチオシ(?)のロボット「HAYATE」です。
ナノブロックより少し大きい、ナノブロックプラスでの作品ですね。
自分はプラスはやっていないのですが、プラス独特の組み方がされているのでしょうか?
ナノブロックには無い形状のパーツが色々あって便利そうだな~、なんて思いながら眺めていました。
さてさて、人の形というのはバランスが悪いとよく言われるもので、人間は立ったまま微妙に全身の筋肉を使って姿勢を維持しているわけです。
しかし人型ロボット(のブロック)の場合、そうはいきません。立ち姿をキープするのはかなり難しいでしょう。
このHAYATEも例外ではなく、展示テーブルで自立させ続けるのも大変だったようです。
自分が展示会場にいた間、誰も触れていないのに、
バタっ!
ガチャーン!(首がもげる音)
おお、ハヤテよ。
死んでしまうとは何事だ。
という場面がありました。
展示会場のビルダーさんたちが、伊達屋水鏡さんのブログを見ながら必死で修復作業。
皆さんの結束を高めるのに一役買っていましたよ(笑)。
他のロボットもどんどん行っちゃいましょう。
1~2枚目は、電車が合体してロボットになるタイプですね。
元ネタがあるのかどうかが、ちょっと分からないです。
ロボットから踏切の遮断桿が生えていて、デザインに愛嬌をプラスしていますね。
あと、さりげなく電車から大砲が出てるのが好きです。
3枚目のロボットやホワイトベースは、フラットやスロープで滑らかに表現されています。
ロボット系にはこういうツルっとした表面が似合いますよね。金属質な印象を与えられるのでしょうか…?
なんか昭和感満載の、旧式ロボットです(笑)。
レトロな感じが溜まらないですね。
たぶん耳とかピコピコ回転しますし、胸を開くとメーター付いてると思います。
無駄の多いデザインだからこそ、なんか可愛らしいじゃないですか。
ドナルドっぽいロボット、という一風変わったコンセプトの作品で面白いです。カラーリングの威力で、ちゃんとドナルドっぽく感じるので不思議です。
コンパクトでシンプルですが、特殊ブロックが贅沢使用されていますね。
あと、操縦士が明らかに飲酒運転なんですけど…。
続いて、ロボット以外の作品になります。
ちょっぴりシュールな戦国武将です。ちょびヒゲがグッド。
詳しい人は兜の形や色で誰だか判るのでしょうか?
自分は武将とか全然分からないんですよね。
だって…ほら、未来しか見てないから。(言い訳)
ポケットモンスターから、ドラゴン型の二体。リザードン&カイリューです。
やっぱドラゴン良いですよね。ドラゴン良いですよね!
(大事なことだから二度言う)
ヤッターマンの敵役をまめナノ化。
よく出来てますね。
どれも可愛いですが、右側のトンズラーが特に好きです。
ポーズが良いじゃないですか(笑)。
最後の作品は、おもちゃのマーチングバンド。
こーーーれは素晴らしい!
各楽器の特徴がよく表現されていますし、足並みの揃った行進が目に見えるようです。
背中のゼンマイの角度がちょっとずつズレているのもリアリティがありますね。
この作品を眺める最高の角度は正面だと思いますが、その角度は伊達屋水鏡さんのブログにアップされていたと思いますので、ここでは敢えて俯瞰気味に撮りました。
前から見ると、もっともっと良いですよ!
今回のブースは、やはりオリジナルロボットが特徴的でしたね。
ちょっと自分には無い発想なので面白いです。
伊達屋水鏡さんは、ナノブロックとプラスに加え、レゴもされているようです。
色々やっている方が発想が広がるのかもしれませんね。それがオリジナル設計力に繋がるのでしょうか。
気になる方は伊達屋水鏡さんのブログも覗いてみて下さい。
バラエティ豊かな作品が楽しめますよ。
それでは!
ナノブロック de ゴーストバスターズ 【No.020】
ご存知、映画「ゴーストバスターズ」のマーク。
唐突に思い立って、勢いで作った代物ですが、ちょっと間の抜けた感じがなかなか表現できた気がします。
こだわりは、赤い禁止マークの斜線を真っ直ぐに引くことでした。
そのためにポッチを前向きにし、かつ45°傾けて作っています。
右手と顔は禁止マークから大きくはみ出してます。
眉毛の存在感が凄いですね(笑)。
村山元首相かよ!って感じです。(ごめんなさい)
背面はよく分からないので、特に何もなし。
ゴーストだからシッポでも付けとくか、みたいなテキトーっぷりです。
全体は背面に付けたクリアパーツで支えてます。
軽いノリで作製したものですが、SNS上ではナノブロックと関係のない、原作映画ファン(?)の方からも反応がありました。
色んなジャンルを作ってみると若干知名度が上がるようですね。
ちょうどゴーストバスターズの新作が公開されていたタイミングで作ったのですが、単にCMを観て製作を思い立っただけであって、実は映画は観ていません。
原作をもっと詳しく知っていれば、もしかしたらこのブロック作品のクオリティも更に上げられたかもしれませんね。
テキトーなときがあってもいいじゃない。
人間だもの。
それでは!
nanoblock作品展 #17
第一回ナノブロック作品展16人目のブースは、達人No.2まぁ~つさんです。
一番よりNo.2!(言いたかっただけ)
まぁ~つさん作品は、コンパクトでありながらコミカルで楽しいです。
デフォルメされたキャラが活き活きとして見えますね。
今回は展示数が少ないながらも、目を引く作品が並んでいました。
子供から大人まで大人気、ポケットモンスター。
いわゆる初代御三家ですね。(たぶん裏側にヒトカゲがいるはず…。)
モンスターボールを模した台も可愛らしい。
ちょうど公式から発売が発表された、ポケナノのような感じですよね。
最小限のサイズでポケモンを表現しているので、もっともっと数を揃えて並べられそうでワクワクします。
自分はまさに初代ポケモンをやり込んだクチなので、やっぱりこの4匹が一番しっくりきます。
通信ケーブルを使ってポケモンを増殖する裏技を発見し、ファミマガに投稿した記憶が昨日のことのように蘇ります!(関係ない)
目力ありますね(笑)。
顔の大半が目で占められてます。
パワーパフガールズと書かれていましたが、元ネタ全然知りませんでした…。
検索すると、いかにも元気娘な感じのキャラが引っ掛かります。確かに目が大きいですね。
ヒョコっと片足を上げたポーズが、コミカルな動きを出していて可愛らしいです。
このネタをブロックで作ろうと考えたことが凄い!
コペルニクス以前に唱えられていた天動説を表現しています。
平らな地表を象が支え、その象を亀が支えている、と信じられていたとか。昔の人、斬新すぎ。
ただただ地面を支え続ける亀の茫洋とした表情が、なんだかとてもマッチしています。
この作品、凄い好きです。
何故レンガの壁を車でブチ破ったのか、理由が気になって仕方ありません(笑)。
車の前輪や壁の破片が浮いていることで、今まさに壁を突破した瞬間だということが伝わってきます。
また、破片の一部を意図的に緩く嵌めることで、壊れた壁の亀裂として見せているのだと思います。こういう細かい所への気配りに、表現力の高さを感じますね。
本来は静止しているブロックで、こういう躍動感を出すのは面白いですよね。
展示会の4作品は、どれも自分が見たことのない作品ばかりでした。
まぁ~つさんのブログも拝見したことがありますが、全ての作品は公開していないのかしれません。
そう考えると、やっぱり作品展は良いですね。
知らなかった作品に出会えるのは楽しいです。
第二回を開催する話も出てきていますので、第一回を生で見ていない方は是非足を運んでみて下さい。
それでは!