nanoblock作品展 #01
2016年9/10~11に池袋オレンジギャラリーで開催された、nanoblock作品展に行ってまいりました。
450を超える作品数、そしてそのクオリティの高さに圧倒されました。
これから数回に渡って感想をレポしてみようと思います。
ナノブロックを知ってる方にも知らない方にも、楽しんで頂ければ幸いです。
そもそもナノブロックとは?
ナノブロックは最小ブロックの縦×横×高さが、わずか4×4×5mm。
日本生まれの超ミニサイズブロックです。
"作って楽しい、飾って楽しい、集めて楽しい"
大人が時間を忘れて没頭できる、まったく新しいホビーブロックです。
とても小さいですね。専用のピンセットが売られているほどです。
そうは言っても、指先で扱えないほど小さくはありませんよ。
さて、このナノブロック。
本来は必要パーツと説明書がセットで売られていて、誰でもすぐに楽しめるようになっているのですが、 世の中にはオリジナルの作品を設計・製作する人たちがいます。
人は彼らを、「ビルダー」と呼ぶ。
そのビルダーたちが一堂に会して、作品展が開催されました。
達人や実力派ビルダーたちの作品があまりにも凄かったので、勝手にこの感動を共有したいと思います。
nanoblock作品展@池袋オレンジギャラリー
会場は池袋西口を出てすぐです。全く迷いませんでした。
「ヒガシが西武で、ニシ東武~♪」の歌に従って東武側から出ればオッケー。
会場入り口には「nanoblock Exhibition 2016」と書かれた看板が。
めちゃくちゃカッコいいですね。看板のデザインからしてセンスありすぎ。
2016と書かれているあたり、2017以降がある証拠です(?)
壁際にズラリと展示されているのが、各ビルダーさん達のスペースです。
一人一人スペースが分かれているので、人によってカラーが全く違って面白かったですね。
作品サイズや作風、飾り方まで個性が発揮されています。
こちらの詳細については次回以降に書いていくとして、今回はセンターテーブルに注目です。
このスペースでは公式に開催された「nanoblock AWARD 2016」の投稿作品が並んでます。
アワードについても追々語るとして、まずはテーブルの作品を覗いてみましょう。
細かいところはアワードのページや、ご本人のブログ・SNSを見て頂きたいですが、ざっくりと一つずつくらいコメントしていきます。
daikicさんの作品群。和装が華やかで楽しい作品ですね。
個人的に舞妓さんは最高に好きで、キットで売り出して欲しいくらいです。
特殊パーツが惜しげなく使われ、巧くまとまってます。
なんだか独特の世界観が展開されてます。
ネコ可愛いです。特に上の段。
イタズラで落としちゃいそうな心配感と、それでも許したくなってしまう愛嬌がたまりません。
アレです。ジブリです。
魔法を発動して、浮力が発生する瞬間が表現されてます。
自分だったらただ箒に跨った女の子を作ってしまいそうですが、こうして何かの一瞬を切り取ると生き生きした作品になりますね。
この世界で知らない人はいない、兼松さんの食品サンプルです。
空中部分と土台部分を細〜く繋げる技は芸術的。
さり気なく置かれた醤油ビンが好き。
この方は風景を切り取るのが本当に上手いです。
周囲に配置されたウミネコたちがグッド。
そしてパラシュートの糸が描く曲線...秀逸です。
ここで取り上げたいのは折り鶴です。
羽をキレイに斜めに向ける構造にしたことで、とても本物らしくなってます。
思わず手に取っている方がいましたが、お触り厳禁ですよ。
後ろの五郎丸選手も目立ってますが、シェフ良いです。
逆木さんの作品は大きいものが多そうなので、こういう作品はレアなんじゃないでしょうか。
最低限のパーツでよく表現されてますね。
ザトウクジラ!
始めて写真を見たときにも度肝を抜かれましたが、本物は一段と迫力ありです。
今にも動き出しそうなほどの、圧倒的な躍動感を放っていますね。
なんというか、写真を見ただけで説明不要でしょう。
執念さえ感じさせる凄まじいリアリティ。
頭の花飾りも美しいですが、髪の毛の作りにこだわりを感じました。
そして圧倒的なボリュームです。本物の人間の顔くらいあります。
ご本人も一押しされるドーベルマンです(笑)
よく警察犬として活躍する、強く賢く格好良い犬です。
堂々とした立ち居振る舞いですが、ナノブロックだと小さいので愛嬌があります。
ポツンと置かれていることで、かえって存在感を放っていました。
タイヤパーツをタイヤに使う方は多いですが、別の使い方を模索した良い例ですね。
コンパクトに上手く出来てます。
ウェディング好きです。
まめナノのサイズでいかに表現するか、よく工夫されてますね。
スロープパーツを使って新婦のスカートの裾が巧く表現されてます。
おいしそうなホットドッグ。
ケチャップとマスタードがクロスしてるのが本物っぽいです。
レタスの捻れ感も良いですね。
壁ドン、顎クイ、スクールラブ。
机や掃除用具入れで、教室を表現されてますね。
「青春時代の甘酸っぱい思い出」と書かれてますが、自分はやったことありません。
もう最高に自分好みの作品です。
毎月一つずつ発売して下さい。コンプします。
カラフルな彩りも楽しく、花札を半立体化する発想も素晴らしいです。
ナノブロック界のドン、ヤマさんの作品です。
コンパクトなのにシンプルではなく、色んな要素がギュッと詰まっています。
やはり目を引くのはセンターのアラジンでしょうか。
絨毯の滑らかなうねり、浮遊感...ブロックでこんな表現が出来るとは驚きです。
センターテーブルに展示されていた作品だけでも、楽しすぎてトキメキが止まりません。
ビルダーさん毎のゾーンに別れたテーブルについても、調子に乗って感想を書いていきたいと思っていますが、それはまた次回以降。
それでは!