nanoblock作品展 #13
ナノブロック作品展の感想記事、12人目はとりこさんです。
とりこさんの作品は、独特の感性が漂ってますよね。
なんか、こう、無の境地?みたいな?
そこはかとない虚無感と言いますか...静謐さのようなものを感じられます。
もちろん作品によって違うのですが、とりこさん作品全般に特有の匂いみたいなものがあるのです。
これ以上は自分の貧困なボキャブラリーでは伝えられないので、とにかく作品を見て頂きましょう。
悟ってます。
エドワード・ゴーリーの著作である、大人向け絵本「うろんな客」です。
元絵の方も独特のタッチで迫力がありますが、ブロックにしても存在感ありますね。
説明書きは「直立不動。」の一言のみ。
その素っ気なさが、妙に作品とマッチしています。
この作品凄いですねぇ。
何故こんな空気感を出せるのか解りません。
仄暗い雰囲気と静けさに包まれているような感じで、なんか吸い込まれるような不思議な迫力があります。
表現自体はシンプルですが、この作風はなかなかマネ出来ないと思います。
とりこさんの感性を表すような作品ですね。
スウェーデンのミュージシャン、Yngwie Malmsteenです。
イングヴェイ・マルムスティーンと読むようです。全然読めなかった。
当たりまえのようですが、ギター全体を斜めに傾けていますよね。
そのため、てっきり関節パーツを使って胴体に固定しているのかと思っていましたが、実際は両手に引っ掛けているようです。そんなことが出来るとは...。
ツリーをシンプルな三角形で表現して、サンタなどをオーナメントにしています。
可愛らしいですね。
斜辺を固定するために関節パーツで繋いであるのが、チラッと見えています。
こうして滑らかな斜面にすると、カクカクと全く違った出来栄えになりますよね。
これもすっかり冬の風物詩として定着しました。
ブロックに似た「凸」を選ぶあたり、遊び心がありますね。 凸は正式な漢字ですが、これが選ばれる日は来るのでしょうか?
学業の神として有名な菅原道真です。
何故か怨霊としても有名だったりします。
道真公だけでなく、有職畳と合わせることで、良い具合の差し色になって、楽しい作品として纏まってますね。
改めて写真を見返して、独特の空気感に酔いしれました。
こういう雰囲気の演出は、ちょっと自分には真似できないなぁ、と思います。
こういうのを「作風」と呼ぶのでしょうね。
技術や組み方ではなく、もっと内から溢れる感性のようなものが、とりこさん特有の作風となっています。
とりこさんの作品をもっと見たい方は、とりこさんのブログをご覧ください。
自分もこんなオリジナリティが欲しい...などと妄想しながら、また次のオリジナルネタを練ることに致します。
それでは!