我楽多ノート

自分の見た事や体験した事、感動した事を綴るブログ

ナノブロック de シアー・ハート・アタック 【No.006】

コッチヲ見ロォ!

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ジョジョの奇妙な冒険第4部より、シアー・ハート・アタックです。

近くにいる者の体温を感知し、猛烈な勢いで突進して爆破する自動操縦スタンドで、かなり熱いバトルを演じてくれました。本体である吉良吉影が「弱点は無い」と評するのも納得の、高い攻撃力と防御力を共に有し、最強キャラ空条承太郎を破った実力派です。

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顔とキャタピラーの着いた半球状の形状は、シンプルでありながら魅力的。
本来は額にナイフが付いたデザインなのですが、そこまでは表現できないのでエッジの効いたイエローのスロープを使用しました。あとは高い鼻が特徴なので、やり過ぎかな? と思いつつブロック2個分出しています。
作中では温度感知の際、目の奥にチカチカと妖しい光が灯るエフェクトが描かれているので、目を透明にして内部からライトで照らして再現するのも面白いかもしれませんね。

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最も構造にこだわったキャタピラーです。
グレーのホイール部は、前後の2個だけが大きく、間の小さめのものはジグザグに配列されています。地味にニコイチで位置を調整し、前後対称にしました。

本物の戦車などがどうなってるかは知りませんが、シアー・ハート・アタックキャタピラーはこうなっているので、きちんと作りたかった部分なのです。
(荒木飛呂彦先生の絵は、こういう気付きにくい所まで本当に細かく描かれてますよね)

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キャタピラーの制作にあたっては、ホイールの大きさと位置に加え、裏面の羽を縦向きにするのが必須でした。
これによって...

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この本体側面の方向変換部分に刺した後、きちんと上にドン突きに出来ます。キャタピラーの上にはカバーが被さっているデザインなので、ここの隙間を埋めることで上手く表現できた気がします。


この作品は、設計段階から凄く楽しむことが出来ました。
特殊パーツを組み込む前提で設計することに少しずつ慣れてきて、頭の中のイメージをきちんとアウトプット出来るようになってきたな、と自身の成長を感じられました。

もちろん好きな物を好きなように作製しているのですが、その中にも自分なりのテーマのようなものを設定して、作品を作る過程で技術を磨いていきたいと思ってます。

次回からは、いよいよ nanoblock AWARD 2016 の投稿作に突入していきます。
アワードでは写真が3枚しか出せないので、そのときお見せ出来なかったアングルなど、色々語っていきたいですね。

それでは!

nanoblock作品展 #06

ナノブロック作品展の感想記事、今回は二冠王Motonari787さんのブースになります。

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先日のnanoblock AWARD 2016において、歴戦の猛者達を抑えて二部門でのグランプリを手にしたビルダーさんですから、その実力は折り紙付きです。
作品展の個人ブースでも、衝撃的な作品が置かれていました。それがこちら!

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夢と魔法の王国、ディズニーランドです。
ディズニーのキャラクターを作製するビルダーさんは数いれど、ディズニーランドそのものを作ってしまうのはMotonari787さんだけでしょう。

自分を含めこの作品を見た人の反応は驚き一色でした。信じられない、といった気持ちでしょうか。
ちょっと趣味で作るレベルを超越しちゃってますよね。仕事でないと納得できないです。
実際多くのお客さんから「ディズニーで働いてる人ですか?」という質問をされたそうです。「違います」と答えてらっしゃいましたが、たぶん正体を明かしてはいけないのでしょう。(嘘)

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アトラクションの一つ一つが丁寧に作られ、精密に配置されているのが判りますね。まるで航空写真のようです。
木の本数なんか絶対に数え切れません。この植樹だけでどれほどの時間と労力を費やしたことやら。
ご家族から手伝いの申し出があったときも、「自分でやらなきゃ意味ないから」と断って、全て一人で制作されたそうです。男前すぎる...。

ここまでギッシリ敷き詰められた作品ですから、そのサイズも凄まじいです。他のビルダーさんはテーブル一個分で展示しているのに、Motonari787さんだけ二個使っていましたから。

さすがMotonari787さん!
おれたちにできない事を平然とやってのけるッ。
そこにシビれる!あこがれるゥ!

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これ以上無いくらい壮大な作品ですが、これで全てではありません。皆さんご存知、ディズニーシーがあるからです。
今回の展示ではディズニーリゾートラインが途中でプッツリ途切れてますが、真の姿ではその先があってグルッと一周するわけですね。そしてランドと併設したシーが置かれることになります。

それで完成だと思った方、まだまだ甘いです。
なんと舞浜駅イクスピアリ、ディズニーホテル等も既に作製済みだそうで、それらも合体するとのこと。浦安市全域が再現される日も近い!?



ここまで巨大化すると、たぶん皆さん気になると思うので、代わりに言っちゃいますね。





どこに置くの?(´∀`;)





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いっそのことディズニーの財力で大量のナノイドとかあげちゃって下さい。
そして混雑具合とか3時間待ちの行列とか、きっちり再現してもらいたいです(笑)


ここからその他の作品になります。その他と言っても、最初のインパクトが強すぎただけであって、他の作品もハイクオリティですよ。

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ディズニー・シーで催されていた「レジェンド・オブ・ミシカ」というショーです。キャラクター達が生き物をかたどった船に乗って登場するんだとか。
現在はもう終了してしまったらしいので、その世界観を堪能するためにはナノブロックで再現するしかありません(?)

船に乗ったキャラクター達がまめナノで表現されてますね。カラフルで楽しい作品です。
円状に並んだ船の順番も、ショーを再現しているのでしょうか?

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こちらはディズニーランドで開催された、アナと雪の女王イベント「フローズンファンタジーパレード」です。アナ雪だけあって、白や水色が基調になってます。

やはりまめナノで再現されたキャラ達が乗っています。オラフとか。
一番後ろにいるのは氷の怪物マシュマロウですね。こういうカラーリングの無いシンプルなキャラは作るの難しいと思うのですが、上手く作られてますね。

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唐突に飛行機が置かれていました。偶然ここに不時着したのでしょうか。
機体に隠れミッキーでもいるのかと思って探してしまいましたが、ディズニーとは関係ない...ですよね?

翼だけ方向が違いますが、普通に方向変換パーツを使うとポッチは外向きになってしまうので、安易な特殊パーツ使用でないことが判ります。主翼はともかく、尾翼をちゃんと固定するのは難しそうです...。
恐らく基本パーツのみの構成でしょう。外見はスマートですが、色んな技術が詰まってますね。


本当に衝撃的なブースでした。実物を見てこのスケール感を体感できて良かったです。いくら写真を眺めても、この大きさは想像できない気がします。
未だかつてナノブロックでこれほどビッグサイズな作品を作った方が、Motonari787さん以外にいるだろうか?
いや、いない!(反語)

あとディズニーのパレードとか全然知らないので、とても勉強になりました。よほど頻繁に足を運んでいる人でないと、ディズニーは遊び尽くせないですね。 自分のように絶叫系アトラクションだけ無限ループしているような輩はダメダメです(苦笑)

Motonari787さんの作品をもっと見たい方は、コチラをどうぞご覧下さい。


さて、今回を終えてようやく5人目まで終了しました。全体の四分の一を終えるのに約一ヶ月かかってますので、ミッションの完遂まで単純計算であと三ヶ月程かかりますね。

展示会参加ビルダーさん達に拒否されない限り、このまま特に急ぐこともなく完全マイペースで更新していきたいと思います。
長い目でお付き合い下さい。

それでは!

ナノブロック de トンベリ 【No.005】

前回のチョコボに引き続き、ファイナルファンタジーものになります。
多くの人に愛されていながら、多くの人を恨みまくっている敵キャラ「トンベリ」です。

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ダメージ9999を容易に達成する包丁側です。シリーズを通して、これで一撃死させられた回数は数え切れません。

包丁の鋭さを表現するために、ポッチを前方に向けることに拘りました。左手の中で方向変換してます。
しかし刃先と柄は一点で繋がっているので、それだけだと非常に支えが弱くなります。
そこで刃先を支えるための手段として、刃を左足に乗せました。ただし左足のポッチの上に乗せると、柄の位置に対して刃先が上に行きすぎるので、左足の刃が乗っている部分だけフラットパーツを使用しています。これによって刃先を余分に下へ降ろせました。

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ローブの裾から魚のような尾部がはみ出しているのも、トンベリの特徴ですよね。これによって両生類のような印象を受けますが、実際どういう生態なんでしょうね...?
ここはあまり主張せず、シンプルな形に仕上げました。

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反対側に回って、ランプを持った右側です。
暗闇に包まれた洞窟の中、ランプの灯りをゆらゆらと揺らしながら、ゆっくりと近付いてきます。

ランプは1ポッチでぶら下がってるだけ。つまり実際に手で持っている形ですね。当然ながら構造的に脆く、うっかり触れようものならポロッと落ちてしまいます。
クリアイエローのお陰で、うっすらと火が灯っているように見えますかね?


前回のチョコボに引き続き、ファイナルファンタジーのキャラが連続となりました。
自分はゲームっ子だったし、FFはずっとやってきたので、思い入れのあるキャラが沢山いて、つまり作りたいキャラがいっぱいいるのです(笑)

格好いい召喚獣なんかも作りたいところですが、FFの召喚獣はナンバリングによって全くデザインが異なるのが難しいところだよな〜、なんて思ってなかなか着手出来ていません。

間違いなくまたFFのキャラは作ると思いますが、とりあえず次回は違うネタになります。

それでは!

nanoblock作品展 #05

ナノブロック作品展、4人目のビルダーさんはne9oさん。
ne9oと書いて「ネゴ」と読みます。宿敵と書いて「とも」と読むくらい有名です(?)

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ne9oさんのアイコンになっているキャラです。
何か元ネタがあるのでしょうか? もしかしたら何か説明書きがあったのかもしれませんが、記録に残ってないです。スイマセン。

まず大きな特徴は鼻ですね。関節パーツの凸の方(JO-C)を鼻に見立てて、可愛い感じの丸鼻になっています。
面白い表現なのでいつか真似したいなぁ、なんて思ってます。

お腹にはnの文字。恐らくne9oさんの頭文字かな? もしかしたらnanoblockのnかも...?
ホッペのピンクがさり気なく外向きになっているのは、後から写真を見るまで気づいてませんでした。そして台座はスロープパーツを使った贅沢仕様。キャラクターもご満悦なようでニコニコです。(笑)

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ディズニー映画の中でもトップクラスの人気を誇るトイ・ストーリー
「ウッディとバズだけ」とかいうならともかく、ここまでキャラクターを揃えるとは驚きですね。台座が統一されているのでシリーズ感があって、全キャラ揃えたくなる感じですね。滅多に引けないレアものとかありそう(笑)

この作品の集客力は凄くて、一つ一つジックリ見てる方も多かったように思えます。個人的にはバネ犬のスリンキーが好きです。
これの正面写真が無いのは、自分の前にいたカップルがこの作品を気に入りすぎて、全然どいてくれなかったからです(笑)
自分もゴール下のリバウンド争いのように必死でスクリーンアウトしたのですが、リトルグリーンメンを撮るのがやっとでした。

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ne9oさんの作品は曲線に対するこだわりを感じます。代表的なのは顔の作り方で、安易に平坦に頼らないという覚悟があります。
キャラもののブロック作品では、顔面を平坦にすることは珍しくありませんよね。鼻や耳を出す程度で、顔として充分成り立つからです。
ブロックの表現はデフォルメの技術が重要だと思うので、曲面のものを簡素化して平面にするのは決して悪いことではないし、それで魅力的な作品を作っている方だって大勢います。
その中においてne9oさんの作る顔の造形は、徹底して曲面で表現されてます。頬の微妙な膨らみとか、鼻の描くラインとか、とても丁寧に作り込まれてますね。

表現方法として平面と曲面のどちらが優れているというわけではないと思いますが、徹底したこだわりが作品に個性を生むのだなぁと感じました。
ne9oさんの作品は、ぱっと見でne9oさんのものだと判りますからね。そこまで作風を確立出来るのって凄いと思います。芸術家みたいです。

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みんな大好き、ミッキー&ミニー。
子供の食いつきとか半端じゃないです。

ナノブロックはディズニーものが沢山売ってますが、それらよりずっと大きいです。こちらもデフォルメして情報を削るのは最小限に抑え、細部までしっかり表現されてますね。特にミニーちゃんのスカートの広がりと、その下から僅かに見えるパニエにリアリティを感じました。
あとミッキーの足が大きくて可愛いです。落ち着いて考えると、足めっちゃ大きいですね。


ne9oさんのテーマ設定は可愛らしいものが多いですね。今回は展示されてませんでしたが、ジブリ作品なども作製されています。実物見たかったですねー。

個人的に、ne9oさんの作品のような少し大きめサイズにも挑戦してみたいと思ってます。小さく作るのとは根本的に異なると思うので、技術や発想の幅が広げられそうです。

それでは!

ナノブロック de チョコボ 【No.004】

今回はゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズでお馴染みのチョコボです。

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最初は羽を閉じて立っている姿を設計していたのですが、関節パーツを使いたい気持ちが手伝って写真のような形に落ち着きました。
羽の厚みがブロック一個分なので、身体の大きさに対しては薄く見えますね。(ブロックを支えるために透明パーツを使っていますが)

ゲーム中で通常のチョコボは空を飛ばず、走るときに羽を広げてバランスを取っているだけなので、生物学的に考えて飛行するのに十分な強度ではないはずなのです。だから薄めの羽でもおかしくはないのかな、と思っています。

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正面から見ると少し顔がオデブちゃんな気もしますが、まあコレも愛嬌でしょうか(笑)
全体としてはチョコボの可愛らしさをちゃんと形に出来たと思ってます。お気に入りです。


この作品を撮ったときに、足元が暗くなってしまうことが気になりました。光源が天井にあるので、体が陰を作ってしまうのですね。
このときは苦し紛れに、下からほんのりLEDライトを当てています。でも、あからさまに下からライトで照らすと不気味になってしまうので、気持ち程度にしか照らすことが出来ませんでした。

調べてみると世の中にはそういう問題に本気で取り組んでいる方たちが大勢いまして、到底飲み込みきれないほどの撮影テクニックがわらわらと出てきました。
もちろん一朝一夕でマネ出来るような技術ではないのですが、今後は自分も撮影環境を整えていきないな、と思いました。

遊びにそこまでするの? と思う方もいるでしょうが、やっぱり自分の作品には愛着があります。人にだって見せたくなりますし、そのときに少しでも良い写真を出したいじゃないですか。
もうね、親バカのような気持ちなんです。

その後しばらく経って、手作りのレフ板程度の物は作製しました。
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光源の光を拡散させつつ反射して、下側を少し明るく出来ます。段ボールにアルミホイルを巻いただけの代物ですが、下からライトを照射するよりずっと良いです。

本当は背景も綺麗に出来るように、撮影ブースとか組んでいきたいんですけどねー。
なかなか実現出来ていませんが、ゆっくりやっていこうと思います。

それでは!

nanoblock AWARD 2016

2016年4/1〜6/20の約3ヶ月間をかけて、ナノブロックを用いたオリジナル作品を募集し、応募作品の中から優れた作品を選出する「nanoblock AWARD 2016」が開催されました。

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日本だけでなく世界からも応募があるようですが、最終的には645作品もの投稿がされたようです。凄いですね!
量だけでなく質も素晴らしく、目を瞠るような芸術品が「これでもか!」というほど集まっていました。

自分も微力ながら賑やかしに参加しようと、計8作品を投稿させて頂きました。
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そして9/23(金)正午、ついにアワードの結果発表が行われました!
そんな大事なときに限って、昼休みも仕事してましたよ。

スマホからnanoblock EVENTSのページを覗いてみると、「受賞作品発表」なる項目が貼られています。
タップして結果発表ページにジャンプしてみると、ヤマさんの名作「ライン」と共にこんな文言が...。

お陰様で第6回を迎えたナノブロックアワードでは、過去最多645作品が世界中のナノブロックファンより集まりました。
今回は、現ナノブロック達人による作品と、その他ビルダーの方々による作品を分けて厳正な審査を行いました。
各方面で活躍しているクリエイターを中心とした審査員のハートを掴み、見事栄光を手にした合計32作品の受賞作品をご覧ください。

たった32作品だけ...? 一体どの作品が選ばれるのか、知りたいような知りたくないような気持ちです。
アワード開催中、投稿される作品は全てチェックしていました。好きな作品、素晴らしい作品は数えきれません。もう全部に賞あげても良いじゃない!

しかし本当に素晴らしい物というのは、鎬を削る激しい競争の中でこそ生まれるものです。名作揃いの投稿作品たちも、きっとビルダーさんたちの勝利への意欲によって創り上げられたのだと思います。
どの作品が選ばれたとしても、その結果はnanoblock界に新たな活力を与えてくれるでしょう。そう思うと気分が昂揚してきます。


結果発表を見ている間は、息をするのも忘れる思いでした。
受賞作の紹介やコメントは自分がするようなことではないので避けますが、どれも選ばれて納得の良作ばかりでしたね。さらに言えば、受賞を逃した作品にも素晴らしい作品が沢山ありました。

そんな中で、自分の投稿作品が現れたときには目を疑いました。
信じられないことに、そして本当に有り難いことに、一般枠の「Under 200pcs」部門にて 準グランプリ を頂くことが出来ました。

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身に余る光栄とはこの事です。
自分は素人に毛が生えたくらいのもので、他のビルダーさんたちの技術・経験には遠く及びません。
今回の結果は「何故こいつはブロックでチャーハン作ったんだ...?」という意味不明さが、偶然にも審査員の方々の心の琴線に触れたようです。

達人ポイント保持者を名乗るには分不相応ですが、今回の結果に恥じないようレベルアップしていきたいと思います。
そして来年のアワードでも、再び審査に絡めるよう頑張りたいですね!


最後に「nanoblock AWARD 2016」の受賞作品発表ページへのリンクを貼っておきます。
溜息が出るほど見事な作品が並んでますよ。

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それでは!

nanoblock作品展 #04

ナノブロック作品展の紹介記事、早くも第四弾となりました!

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今回はゲーム、ロボット、キャラクター系を得意とするnomuzoさんブースです。その手の物が好きな人にとっては、生唾ゴクリものだと思います。
御託はいい、はじめよう。


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いきなりロボットのラッシュです。作品によってサイズ感が違いますが、どの大きさでも上手くまとまってますね。
こういうのってフォーマットを決めて量産する分には結構できますけど、サイズを変えると同じ組み方では通用しなくなるので凄く大変だとおもいます。

圧巻は一枚目のZガンダムでしょう。大量の特殊ブロックを惜しげもなく注ぎ込み、ポッチが殆ど見えません。このレベルまで来ると、もはやブロックというよりプラモデルです。
どの位置でどう方向変換しているのか? どこでどう繋がっているのか? 人類史に残る謎です。

あと注目すべきは関節部ですね。
写真三枚目のオーガスとか、皆さん気づいてますか? 肩、肘、に続いて手首にまで関節パーツが使われてるんですよ!
関節パーツの有無でポーズの自由度は全く変わりますからね。ほぼ人間ばりに様々なポージングをさせられるのではないでしょうか。


続いてキャラクターもの。

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とっても有名な艦コレです!
とか言いながら自分は全然知らないのですが、「霧島」という名前らしいです。焼酎みたいな名前ですね。

機械の擬人化、そして眼鏡っ娘、という世の中に一定数いるディープなターゲットを狙い撃ちにした、ある意味で男らしい作品です。
背中から生えた機関銃(?)から弾がバババッ!と飛び出してます。

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ドラクエビルダーズの主人公。
マインクラフトの影響もあって立方体積み上げ系の人気が爆発的に向上し、そのドラクエ版として発売されたものですね。かなり売れたようなので知っている人も多いでしょう。

直立ではなくポーズをつけるだけで、キャラものは一気に魅力が増しますね。
要所要所にさりげなく特殊ブロックが使用されています。

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ゲーム「オーディン・スフィア」よりグウェンドリンです。
メチャクチャ魅力のある作品だと思っています。元ネタを知っているかどうか、などという事は些末な問題です。

ブロックで女性キャラを作るのって凄く難しくて、色々理由はあるでしょうが、その要因の一つとなるのが「繊細さ」だと思うんです。女性的なラインを表現するためには、全体的に細くする必要があって、でも細くすると作品としては脆くなったり、クリアブロックで補強して無理やり繋げないといけなかったりします。

そんな難問に対する完璧な解答を見せてくれるような作品です。胸の膨らみから腰のくびれ、手足の細さまで、見事に表現されていますね。
その上で手には杖を持たせて、髪飾りまで付いてる。もう感嘆しかありません。

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東京防災公式キャラクター、防サイくんです。
まさかコレをブロックで作る人がいるとは思っていませんでした。キャラ作製も結構ですが、防災ブック「東京防災」もちゃんと読みましょうね。

こんなの作った時点でnomuzoさんは東京都民だと推定できます。


上と似ていますが、最後はアーケード系です。

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好きなゲームや有名なゲームのキャラもしくはシーンを作ることはあっても、アーケード筐体そのものを作るという発想は意外と盲点ですよね。
ちゃんとボタンの色が分けられていて、真ん中のスタートボタンやスピーカーもあり、画面上部のタイトル部もあり、膝元のコイン投入口まであるなど、細かいところもぬかり無しです。アーケード愛を感じます。

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横スクロールのアクションゲーム、メタルスラッグです。
多くの人は戦車とかに目が行きがちだと思うのですが、そして自分のカメラも戦車にフォーカスしちゃってますが、本当によく出来てるのは実は表情だと思います。メタスラをプレイしてみれば分かりますが、本当にこんな表情してます。メチャクチャ再現度高いですよ。

さて、次の写真でいよいよ最後です。
他の作品をおさえて、大トリに登場するのは、
な、なんと...。

ジャジャーン!

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誰?

自分も平均以上にゲームをやって生きてきた人間だと思うのですが、これに関しては全く分かりません。
グーグル先生にも質問してみましたが、画像を見てもピンと来ないくらいです。

とりあえずシューティングゲームらしくて、 ビームやミサイルで 敵と戦うようです。
如何なる理由でコイツが敵と戦うのか、気になって夜も眠れません。

ナノブロック作品としては特殊ブロックの力でツルっとしており、丸みも見事に表現するなど、高度な技術が凝縮されています。


フラットやスロープの使い方が勉強になりました!
ナノブロック作品はあえてカクカクさせた8bit感も魅力ですが、ときには滑らかさを表現したいときもあります。そんなときはnomuzoさんの作品をおおいに参考にさせて頂きましょう。

もっと見たい方はnomuzoさんのブログを覗いてみて下さい。凄く色々な角度で撮られた写真が並んでいて、見応えのあるブログですよ。
あとアイキャッチ画像が格好良くて、自分もマネしたかったのですが到底無理でした...。

それでは!