我楽多ノート

自分の見た事や体験した事、感動した事を綴るブログ

nanoblock作品展 #11

今回で10人目となります!
ナノブロック展示会、ブロックマンさんブースの感想記事です。

f:id:psamin58:20161121232348j:plain

ロックマンさんは作品の特徴は、人や物の単体ではなく風景になっていることですね。
クオリティの高さもさることながら、選定するテーマがハイセンスで、見てるだけでワクワクしてきますよ。




f:id:psamin58:20161121232438j:plain
nanoblock AWARD 2016のNo Limit部門にて優秀賞を受賞した「ハエトリソウ」です。
今にもガブッと食い付いてきそうなほど、リアリティのある禍々しさを放っています。

ロックマンさんの作品の中で、自分が始めて見たのがコレだったと思います。
この圧倒的な存在感に、一瞬でキャッチ・ザ・ハートされちゃいました。

世に素晴らしい作品は数あれど、こんな迫ってくるような迫力を持った作品には、なかなかお目にかかれません。
おこがましいですが、自分もいつかはこういうレベルを目指したいです。

f:id:psamin58:20161121232521j:plain
時の止まった氷の世界から掘り起こされる太古の威容。
作品から漂う冷気のせいかと紛うほど、あまりの完成度に鳥肌が立ちました。

ディスプレイケースを組み込むことで、作品に透明感を与えると同時に、内側が見えるようにして細部まで楽しめる作りになっています。
クリアブロックで表現されたツララも雰囲気を出してくれてます。

対比となる発掘隊員やテントのお陰で、マンモスの大きさが際立っています。
完璧な計算ですね。

f:id:psamin58:20161121232603j:plain
モアイの下を掘ってみたら、こんなだった!
という冗談作品です。

キットのモアイ像に体を追加した作品ですが、発掘者を追加するなどして完成された作品になっています。
最大の謎は、何故モアイの首元を掘っているのか...その動機です。(笑)

f:id:psamin58:20161121232938j:plain
お次は海底探査。

個人的に巧いと思ったのは光の作り方でした。
ライトを途中で切っているので、海底の様子が隠れずにきちんと見えます。
光の当たっている所だけホワイトで作られていて、全部をイエローで作るより表現力がありますね。

クジラの死骸に群生するという、ホネクイハナムシまで再現されている細やかさに注目です。

f:id:psamin58:20161121232732j:plain
今度は洞窟探検です。
発掘とか探検とか、ホントにお好きなんですね。

低い天井に鍾乳石、そして地底湖。それら全てが探検家の行く手を阻みます。
湖が青く光っていて、作品とよくマッチしてますね。

この先に待つ人類未踏の地は、一体どれほど神秘的な光景を見せてくれるのか...。


ここから少し小さめ作品になります。

f:id:psamin58:20161121235433j:plain
UFOに攫われる牛さん。
可愛い 可哀そうです。

これも光を斜めに照射してるのが技ですね。
光を真っすぐ降ろすと光が邪魔で何も見えなくなってしまいますが、光を斜めにして、しかも輪切りにしたことで、浮かび上がる牛がよく見えます。

しかも一直線に立てたクリアブロックで、UFOと光の環を同時に支えるという無駄のなさ。
素晴らしいです。

f:id:psamin58:20161121235532j:plain
昔懐かし、ペットボトルロケット。 安定飛行せず、ぐるぐると回りながら飛んでいます。

クリアブロックは、ロケットの軌跡を描く役目と、ロケットを支える役目を兼務していますね。

f:id:psamin58:20161126224831j:plain
水の上で石をバウンドさせる遊び「水切り」です。
ポイントは平たい石を選ぶことと、しっかり回転させること。

少しカーブしながら跳ねていく様子が、波紋の位置できちんと表現されてますね。
しかも人の手前の波紋は大きく、遠方は小さくすることで、僅かな時間差まで感じさせてくれます。

シンプルさの中の拘りですね!

f:id:psamin58:20161126225022j:plain
昼下がりのお昼寝、といったところでしょうか。

本を顔に乗せてるところとか、靴を脱いだ足がハンモックから垂れているところとか、気持ち良くくつろいでいる様子が随所から伝わってきます。


展示会の会場内でも、ブロックマンさんのブースは異彩を放っていました。
他のビルダーさんと全くネタ被りしないこの感性は、一体どこから来るんでしょうね?

きっとまた、度肝を抜かれるような大作を見せてくれるだろう、と期待していますよ。
写真を見返しながら、その日を待ちたいと思います。

それでは!