我楽多ノート

自分の見た事や体験した事、感動した事を綴るブログ

ナノブロック de チャーハン 【No.010】

オリジナル作品もついに10個目となりました。
今回の作品はnanoblock AWARD 2016に向けて制作した「チャーハン」です。

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躍動感のある作品を作りたいと考えていた中で、何かの拍子にふと思いついたネタです。
チャーハンを混ぜるとき、お米がブワッと舞い上がる瞬間を切り取りました。

特にチャーハンに強い思い入れがあるわけではありません。(笑)
そんなネタで賞を頂けたわけですから、偶然これを考えついたのがラッキーでしたね。

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きちんと弧を描くのが難しく、何度も組み直しましたが、最終的になかなか美しく出来たかと思います。
動きを感じて頂けるでしょうか?

力を加えると根本からバラバラになるので、慎重に上下から挟みながら組んでいくよう気を使いました。

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1✕3の角丸などを使って、斜めの橋掛け構造になってます。
全体的に丸っぽく出来るだけでなく、お米の丸みも表現できて一石二鳥です。

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チャーハンのパラパラ感を出すために、部分的に隙間を開けています。
パーツ同士が繋がってる感じを打ち消しつつ、隙間から除くポッチでご飯粒を表現できたかな、と思ってます。

当然ながら、隙間を増やすと強度が犠牲になります。最終的にはガラスのように繊細な子に育ちました。

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コンロの火はシンプルにクリアブルーを重ねただけです。
ポッチが透けて見える感じを利用して、良い具合に炎っぽさを演出できました。

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炎の高さを変えるだけで、フライパンを傾斜させられました。
単なる平面よりも、傾きがあった方が躍動感を感じられると思ってます。

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柔らかめの配色のお陰で、なかなか可愛らしい作品になりましたね。
このためだけに黄緑の1✕1を単品買いした甲斐があるというものです。

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強そうに見えるフライパンですが、階段状になっている構造のせいで、接合しているポッチが少なく、意外と脆いです。
持ち手の所なんて絶対に持っちゃいけませんよ。(笑)


この作品は色んな方に褒めて頂きました。
アワードの結果発表前から、何かしらの賞は貰えるのではないか、と言ってくれる方もいました。
結果として準グランプリを受賞できたのは、出来過ぎなくらいだったと思います。(もちろんメチャクチャ喜びましたが)

作り始めたときは、まさかチャーハンが自分の代表作みたいになるとは、全く考えていませんでした。結構そういうものですよね。
良い作品を生もうと気張れば生めるというわけではありません。目の前の作品に全力を尽くすことだけ考えていれば、また良い結果に繋がるときが来るでしょう。

今後も色々探りながら、色々試しながら、色々楽しみながら作り続けていきたいと思います。
そうこうしているうちに何か天啓のような閃きがあると良いなぁ。(運頼り)

それでは!